指を曲げるための腱を支える腱鞘と呼ばれる部分に炎症が起こることが、ばね指の主原因です。

指が曲げづらい、痛みを感じる、などの症状を感じた場合、ばね指である可能性があります。
親指、ひとさし指、中指に起こりやすいと言われていますがどの指にも起こりえます。



ばね指は腱鞘炎のひとつの症状で、原因は指の使いすぎによるものや、女性ホルモンの影響など複数あります。

進行すると指が動かなくなったり、曲がったまま戻らなくなることがあります。
初期症状には、指の痛みやこわばり、曲げ伸ばしの際の引っかかりなどがあり、多くは朝起きたときに一番症状が強く日中は軽減します。

症状が悪化すると手指に熱を持ち腫れることもしばしば起こります。

男性よりも女性に多く見られ、発症すると指の痛みからペットボトルを空けられない、お箸を持てない、髪を洗うのも困難など日常生活に支障をきたす事態になりかねません。

さらにひどくなると指を完全に伸ばすことができなくなり手術も必要になる場合もあるので早めの対処が大事です。

ばね指の当院での対応は?

ばね指は、指の使い過ぎにより発症することが多いので、セルフケアとしては、まずは休ませる・湿布や消炎鎮痛剤の使用で炎症を抑えるなどがおすすめです。

そのうえで、当院では痛みのない範囲で手のマッサージを行います。
手のひらや指の関節が固くなっているところを優しくほぐしていきます。

ばね指は、指だけでなく腱や腱鞘にかかる負担を和らげるために、肘や上腕の筋肉をストレッチさせたり筋膜のリリースをさせたりすることも重要です。

そして筋肉の柔軟性が出てきたら指のストレッチをおこないます。

炎症がひどい場合は、まずは整形外科の受診をおすすめします。

投稿者 oldmusashino

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