あなたならすでにご存知かと思いますが、むずむず脚症候群とは身体末端の不快感や痛みによって特徴づけられた慢性的な病態です。

1960年に米国のウィリス・エクボム博士が、『エクボム症候群』と命名しエクボム症候群とよばれることもあります。
現在では欧米でも日本並みに広く知られる神経疾患となっています。
脚を動かさずにはいられない状況から、「下肢静止不能症候群」とも呼ばれます。
3分の1の患者さんでは週に2回以上、中度から重度の症状が起こると言われています。
特に夕方から夜間にかけて症状が増強するという特徴です。
一般的に女性に多いとされており、男性の約2倍と推定されています。
妊婦さんや高齢女性にも多い疾患です。
むずむず脚症候群の原因は?
●遺伝的な要因
●アルコール・喫煙・カフェインの摂取が発症リスクを高める
●鉄欠乏によるもの:若年層の患者さんに多い
●他の疾患によるもの:腎不全やパーキンソン病の方は発症リスクが高い
●脳の神経伝達物質ドーパミン不足
などです。
整体施術による対策は?
●背中や腰や足の筋肉の柔軟性を戻し血流を促してゆく。
●骨格や頭蓋骨のゆがみを改善して、脳脊髄液や自律神経の働きを正常に促してゆく。
●ゆるゆる体操など身体を軽く動かす。
有酸素運動と食事の見直しも重要
原因の一つであるドーパミンは、アミノ酸のチロシンとビタミンB6から作られます。
チロシンはチーズや大豆食品やバナナやナッツ類に多く含まれています。
ビタミンB6は肉類や魚類そしてバナナに含まれるので、上手く食事で取り入れましょう。
鉄も肉類に含まれるヘム鉄をビタミンCと一緒に取ると吸収率がよくなります。
なお他の疾患がある人は医師のアドバイスにしたがってください。
ドーパミンは有酸素運動で分泌が高まります。そしてやる気や気持ちよさに影響する神経伝達物質ですので楽しいことやおし活などは症状の軽減に有益だと考えています。

