こんにちは、むさしの整体療術センターの江村です。
患者さんからよく聞かれる質問の1つに「次回はどの間隔で来たら良いの?」とか「○週間隔で施術を受けたらいいのか」というものがあります。
当院は初診時に、施術計画のご提案をするのですが、この質問は再来院の方や施術計画終了後の患者さんからよくいただきます。
そこで筋肉が落ち始めるタイミングについて、このブログで説明していきます。
ハイブリッド整体で、筋肉を刺激していくことも筋肉の維持には大事なことで、筋肉が落ちすぎると施術効果も下がっていきます。
ご自身の年齢や生活習慣にあわせて、ご自身の来院目安になればうれしいです。
筋肉が落ち始めるスピード
筋肉が落ち始めるスピード(筋萎縮)は、一般的に「不活動(全く動かさない状態)」になってから2または3週間が大きな節目と言われています。
しかし、この速度は年代によって大きく異なります。
特に年齢を重ねるほど、筋肉を失うスピードは速まり、逆に取り戻すための時間は長くかかるようになります。
年代別の筋肉が落ちるスピードと傾向について
| 年代 | 筋肉が落ち始める目安 | 特徴と注意点 |
| 20代〜30代 | 3週間〜1ヶ月 | 基礎代謝が高く、短期間の休息ではそれほど落ちません。 落ちたとしても、トレーニングを再開すれば「マッスルメモリー」により比較的早く元に戻ります。 |
| 40代〜50代 | 2週間前後 | 生理的に筋肉量が減り始める時期(サルコペニアの予備軍)です。 仕事の忙しさなどで活動量が減ると、下半身の筋肉から目に見えて細くなることがあります。 |
| 60代以上 | 1週間〜10日 | 驚くほど速く進行します。特に「病気で1週間程度寝込む」だけで、若者の数ヶ月分に相当する筋肉を失うこともあります。 回復力も低下するため、維持が最優先となります。 |
なぜ年代で差が出るのか?
私たちの筋肉量は20歳代が最大で、加齢と共に減っていきます。
10年間で男性は2キログラム、女性は1キログラムずつ減っていくといわれています。
中高年世代からよく伺うのは「数日運動を休んだだけでカラダがなまった気がする」ですが、その感覚は実は科学的根拠があります。
最新の研究では、筋肉の萎縮は不活動からわずか2~3週間で顕著に現れることが示されています。
しかし、そのスピードには大きな「年代格差」が存在します。
上の年代別筋肉が落ちるスピードで解説したように、
20~30代では1ヶ月程度の休息でも基礎筋力は維持されやすい一方、40代以降は「同化抵抗性(タンパク質を筋肉に変える力の低下)」により、わずか2週間、60代以上では1週間程度の寝込みで、若者の数ヶ月分に相当する筋肉を失うリスクがあるのです。
特に瞬発力を司る速筋線維(白筋)の減少です。
加齢とともに、日常生活で使われにくい速筋から優先的に細くなり、これが基礎代謝の低下や転倒リスクに直結します。
あなたの筋肉を守るには
筋肉を守る鍵は、1食あたり25〜30gのタンパク質摂取と、週1回でも良いので「ややきつい」と感じる負荷を筋肉に与え続けることです。
筋肉は裏切りませんが、放置すれば想像以上の速さで離れていきます。
今日からの「貯筋」が、10年後のあなたを支える土台となります。
今から出来る筋肉の維持方法
① タンパク質を意識的に摂取
40代以降は、若年層よりも1食あたりのタンパク質摂取量を意識的に増やす(1食20~25グラムを目安)
消化能力に個人差がありますので無理に食べない。
② 運動は低負荷でも継続
完全にゼロにする期間を作らないことが重要です。
週に1回でも自重スクワットなどの刺激を入れるだけで、筋肉量減少スピードを大幅に抑えられます。
施術と併せて、当院では運動指導していますが、これも筋肉を刺激して減少スピードを抑えることに役立っています。
なお過去に運動習慣があった方、スポーツをされていた方は運動で獲得した「筋核(筋肉の細胞の核)」は、筋肉が細くなっても完全には消滅しません。
これをマッスルメモリーといいます。
③ 抗酸化・抗炎症をできるだけ避ける
体内の炎症は筋分解を促進します。
十分な睡眠とバランスの良い食事は、筋肉を守る土台になります。
筋肉の張りやコリも炎症ですし、肥満はじつは炎症です。
筋肉の炎症を取り除くことで筋肉を守ることにつながります。
以上参考になればうれしいです。

