「首のコリ」が自律神経を乱す?頚性神経筋症候群の正体とケア
頚性神経筋症候群とは、首の筋肉の過緊張によって自律神経に不具合がでて頭痛や、めまい、吐き気、食欲不振の他にも様々な症状が起こります。
医学的には、首の深層筋(後頭骨下筋群)の過度な緊張が自律神経系に悪影響を及ぼし、全身にさまざまな不調をきたす状態を指します。

首には多くの筋肉が存在しており、上のイラストのように深層筋が頭蓋骨を支えています。
デスクワークやスマホ操作でこの部分が圧迫されると、副交感神経が正常に機能しなくなり、「スイッチが切れない」状態になります。
その結果、頭痛、めまい、慢性疲労、さらには気分の落ち込みといった症状が現れるのです。
「頚性神経筋症候群」とは、東京脳神経センター理事長・脳神経外科医の松井孝嘉先生によって名付けられた症例で、病院で検査をしても原因がわからない不定愁訴として考えられてしまうこともあります。
スマホやパソコンでの作業が増えた現代人の生活習慣病とも言われています。
また、過去に交通事故やスポーツでの外傷などで頸椎のアライメントが崩れたことが、数年たったのちに症状として表れてくることもあるために原因の特定は難しく、ただ首をマッサージするといった方法では中々改善することがありません。
アライメントを正しく戻すこと、スマホやパソコン使用時の姿勢を改善すること、作業時間を減らし休憩時間をしっかりととることなど日常生活のなかから改善していく必要があります。
整体での対応
整体におけるアプローチは、単なる筋膜マッサージにとどまらず、神経の通り道を「開通」させることに主眼を置きます。
- 深層筋への調整、首の奥にある「後頭下筋群」などの緊張を優しく緩めます。
- 頚椎への調整、神経へのストレスを減らすため、首の骨(頚椎)のカーブを正常な状態へ導きます。
- 姿勢の調整、施術後の状態を維持するためと首への負担を最小限にする姿勢のアドバイスを行います。
- セルフケアの指導、ご自身でも行えるマッサージについて説明します。
頭を支えている頭蓋骨の筋膜リリースで、後頭骨下筋群を毎日セルフマッサージすることで軽減することも多いです。
この症状の方は、常に同じ姿勢でいることの多いデスクワーカーの方や不良姿勢からくるストレートネックや猫背などで症状が慢性化していることも多いです。

