こんにちは、むさしの整体療術センターの江村です。
私たちの周りには、目に見えないウイルスや細菌がいっぱいいます。
それなのに毎日元気に過ごせるのは、体の中に「免疫」という最強の警備システムが備わっているからです。
免疫の役割を一言でいうと、「自分」と「自分じゃないもの(外敵)」を見分けること。
外から侵入してきたウイルスなどの「異物」を見つけ出し、攻撃して追い出してくれる仕組みです。
この警備システムは、大きく分けて2つの部隊で構成されています。
① 自然免疫(パトロール部隊)
常に体内を巡回し、異物を見つけたら即座にパクっと食べて片付けます。
② 獲得免疫(精鋭部隊)
一度侵入した敵の特徴を覚え、次に同じ敵が来たときに強力な攻撃を仕掛けます。
「ワクチン」はこの仕組みを利用しています。
敵の特徴は「抗体」というタンパク質で作られて記憶されています。
免疫力が下がると風邪を引きやすくなりますが、逆に過剰に反応しすぎると「アレルギー」の原因になることもあります。
免疫を高めるためには
免疫力を高めるのは、特別な薬を飲むことよりも、日々の「当たり前」を整えることが一番の近道です。
今日から意識できる「免疫力アップの生活習慣リスト」を、科学的な視点を交えてまとめました!
- 「腸」を整えて戦力を増やす
全身の免疫細胞の約7割は腸に集中しています。
つまり、腸内環境を整えることは、警備員の宿舎を豪華にしてやる気を上げさせるようなものです。
発酵食品を摂る: 納豆、味噌、ヨーグルト、キムチなどのいろんな善玉菌を取り入れる。
食物繊維を摂る: 野菜、海藻、きのこ類。これらは善玉菌の「エサ」になります。
- 体温を上げて「活動効率」を最大化する
体温が1℃下がると、免疫力(代謝)は約3割低下すると言われています。
逆に体温が上がると、免疫細胞は活発に動き回れます。
湯船に浸かる: 40℃前後のお湯に10分から15分、ゆっくり浸かって深部体温を上げましょう。額に汗をかくのが目安です。
白湯(さゆ)を飲む: 朝一番に温かい飲み物を摂ることで、内臓を温めてスイッチを入れます。
- 「質の良い睡眠」で細胞をメンテナンスする
寝ている間、体はダメージを受けた細胞を修復し、免疫の記憶を整理しています。
7時間前後の睡眠: 短すぎると、ウイルスと戦う「T細胞」の機能が低下します。
寝る1時間前のスマホ断ち: ブルーライトは睡眠ホルモンの分泌を妨げ、眠りの質を落とします。
- 「自律神経」のバランスを保つ
免疫システムは、自律神経(交感神経・副交感神経)にコントロールされています。ストレスが溜まりすぎると、この司令塔がパニックを起こします。
1日1回でも良いので大笑いする: 笑うと免疫のNK細胞が活性化することが証明されています。
呼吸を意識する: 鼻から空気を吸って口からゆっくり空気を吐き出す。深い呼吸は自律神経のバランスをととのえます。
身体を軽く動かしてみる:心地よく動かすことや施術で筋肉や関節の可動域を刺激することで免疫システムもモチベーションが上がります。
免疫力は本来の状態にあればよい
「免疫力を高める」とは、単に強くすることではなく、「本来の力を発揮できる状態に戻す」ことです。
自律神経のバランスと同じで、免疫は強ければ良いというわけではありません。
獲得免疫が作り出した抗体は、形が似ていれば敵だと勘違いして免疫が攻撃する(交差反応)もあります。
季節性アレルギー(花粉症)で特定の果物や野菜が口腔内アレルギーになるのは、このためです。
無理に頑張りすぎると、それがストレスになって逆効果になることもあるので、まずは「心地よい」と感じることから始めてみてください。


