慢性疲労症候群とは、「慢性疲労」とは異なります。
原因不明の強い疲労感が半年以上続く、または繰り返し、通常の生活を送ることが困難になる疾患です。

慢性疲労症候群の原因と特徴

微熱が続いたり、関節や筋肉が痛む、喉の炎症や頭痛、不眠や過眠、やる気が起きない、不安などの症状があり、休んでも休んでも疲労感が取れないというのが特徴です。



発症する前は普通の生活をおくっていて心身共に異常のない状態だった方がほとんどです。

患者数は国内に36万人とも言われ、ストレスや遺伝的要因による神経系、内分泌系、免疫系の異常と言われています。

強い疲労の症状は、ウィルス感染症の症状やその後に現れることもあり、新型コロナウィルス感染症の後遺症である疲労感も、一部の人には慢性疲労症候群が誘発されているのではといわれています。

慢性疲労症候群は完治が難しいとされていて、精神的な症状がある人には精神安定剤、微熱や痛みがある人にはステロイド剤などが処方されますが、どれも対処療法が中心です。

一方、肉体的・精神的なストレスから解放されることが一番の治療とも言われ、免疫力を高めたり、生活習慣を見直すことで緩和や改善が見込めることもあります。

ストレスから来る慢性疲労については整体やカイロプラクティックなど手技療法で緩和するかたも多くいます。

皆さんに知っておいて欲しいのは人の身体は異常がある場合、発熱・痛み・疲労という形の信号を脳が伝えます。

【疲労】は少し体を休めなさいという脳のメッセージですので、これを放置したり無視してさらに悪化した結果、身体の免疫系・筋骨格系・神経系が限界になったのが慢性疲労症候群なのではと考えています。

投稿者 oldmusashino