「胸の痛み」と聞くと、色々な可能性が考えられます。
胸部には肺、胸膜、心臓、骨、神経、筋肉、一部の消化器臓器が存在し、一つの検査では原因が特定できません。
たとえば骨折の可能性から、気胸や狭心症・心筋梗塞など命に関わるもの、悪性腫瘍の可能性もあるのがこの胸の痛みです。
痛みの種類も、この症状の原因を推測する大きな手がかりとなります。
どのような痛みか、どの辺りが痛いか、痛みはどのくらい持続するか、どのような時に痛むか、他に症状はないか……それぞれ考えられる原因は違います。

このブログをご覧のあなたは、すでに病院の診断は受けていますか?
もし1週間以上強い痛みが続き、一向に症状が良くなっていない場合は一度病院へ行ってください。
もしくはこちらからお勧めする場合もございますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
病院に行ったが、はっきり原因がわからないと言われた方はそのままお読みください。
大きな病気ではなかったようなので安心……というわけにはいきません。
不安は消えても、痛みは消えていませんよね。
この原因不明の胸の痛みも、しっかりと原因はあります。
胸の痛みが肋間筋や背中・肩周りの筋肉疲労で起こる場合もあります。
この場合は施術がお役に立つと考えます。
肋間神経痛とは
肋間神経は肋骨の間を通る神経で、背骨の胸椎といわれるところから伸びている神経です。
肋間神経痛とは、この肋間神経が何らかの原因により痛みやしびれを出している状態を言います。
肋間神経は知覚神経で感覚を脳に伝える重要な役割をしています。
症状は背中から脇腹にかけて電気が走るような痛みやジンジン痛むのが特徴です。
呼吸する際や体制を変える際に痛みが強くなり体の動きが制限されることが多いです。
肋間神経痛の原因は
●不良姿勢
猫背や巻き込み肩の不良姿勢は肋骨間の筋肉を硬くさせ神経を圧迫しやすくなります。
●過去に肋骨や胸部を損傷した経験がある人
●帯状疱疹ウイルスなどによる感染によるもの
●ストレスによるもの
ストレスにより神経の異常興奮や筋肉の血行不良を引き起こし、肋間神経痛が発症することがあります。
●運動不足による胸郭の柔軟性低下によるもの
背中の筋肉や胸部の筋膜が強ばっていて柔軟性が低下し可動域が狭いことで肋間神経痛のような痛みが出ている。
胸の痛みが肋間筋や背中・肩周りの筋肉疲労で起こる場合、よく肋間神経痛と間違えることも多いです。