子供の〇脚について

赤ちゃんのときは皆さん〇脚ですが、ほとんどは2歳を過ぎるとまっすぐになり、2歳以後は逆にX脚になります。

歩き始めの子供さんは10度程度の〇脚(生理的〇脚)といわれています。

その後X脚になり、5~7歳で成人とほぼ同じ足の角度になります。
この足の変化の過程はX脚についてで解説したとおりです。

なので子供のO脚は成長過程で起こる一時的な変化がほとんどです。
あまり気にすることは無いと思います。

ただ構造的〇脚・X脚という先天的な骨の形成異常もありますので、乳幼児から小学生になっても変化がなく普段の歩き方が気になる親御さんは小児科クリニックに一度ご相談してください。

大人の〇脚は

〇脚とは、内反膝ともいわれます。
両膝が外側に湾曲した状態で、左右の内くるぶしをそろえても、左右の膝の内側が接しないものをいいます。

① 大人の場合は姿勢(猫背、反り腰、足を組む、横座りなどのクセ)により足首・膝・股関節に歪みがおこり〇脚になった状態。

② お尻や中臀筋などの筋力不足や太もも・ふくらはぎの外側筋肉が硬くなっているまたは膝周りの筋力が弱い。

③ スポーツなどでおこったもの(サッカー・バスケットボール・バレーボール・スノーボード)など左右対称ではない動作が多く膝に強い負担をかけるスポーツを学生時代にしていた。

④ 動作や歩行時のクセによるもの

などです。

施術の対象になるの?

一般的に構造的〇脚など先天的な場合を除いては、施術の対象となります。

O脚になった人は、歩行時に膝を内側に入れる(ニーイン)の歩き方をする人が多いので足指のほぐしや足首のストレッチなどをしながら骨盤周り・股関節周りの筋肉を調整してエクササイズをおこなってもらいます。

O脚もそのままにしておくと将来的に変形性膝関節症になりやすいので、早めに対応することが大事と考えています。

投稿者 oldmusashino

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