後頭神経痛(こうとうしんけいつう)とは、後頭部にある末梢神経の痛みです。
筋緊張性頭痛、肩こりや首こりとも関係しています。
後頭部を走る神経の領域に一致して、後頭部を締め付けるような痛みピリピリ、チクチク、ズキズキ、ビリビリというような痛みが発症します。
痛みは強く、持続するよりは「出たり消えたり」するのが特徴的です。
後頭部には頚椎から4本の末梢神経、大後頭神経、小後頭神経、第三後頭神経、大耳介神経が走行しています。

すべて頭のうしろを走行しており、この領域で何らかの原因によりいずれかの神経が圧迫されると神経痛症状が起こります。
この症状は猫背やストレートネックなどの不良姿勢が関係?
たとえば猫背で顎を突き出している姿勢が、後頭部の筋肉を緊張させる原因になります。
その姿勢が後頭神経痛の痛みを繰り返すことになるわけです。
なので猫背や長時間のパソコン操作、肩こりがあると、この後頭神経痛は起こりやすくなる場合が多いと考えています。
心当たりもなく急に頭が痛くなると、脳の病気ではないかと心配になりますが、後頭神経痛は命に関係する病気ではないのでご安心ください。
出来るだけ早く姿勢を良い状態に保つことが症状の緩和に役立ちます。
ただ痛みがはじまると中々セルフケアで良くなることは難しい症状です。
自己判断するのではなく念のため専門機関にて検査を受けることをおすすめします。
当院では姿勢の状態を良くする運動と首肩まわりの緊張を弛める施術で痛みが起こりにくい身体づくりを目指していきます。
