腰痛ガイドラインではこのように腰痛の状態を分けます。
グリーンライトとは、信号機の青信号のことを一般的にはいいます。
海外の腰痛カイドラインでは、
腰痛の状態を、大きく３つに分類します。
①レッドフラック （緊急性を要する重大病変の可能性）
②イエローライト （心理社会的因子）
③グリーンライト （自己限定性疾患）
①の最も緊急性を要するものとは、ガン・感染症・馬尾症候群・骨折（椎体圧迫骨折や強直性脊椎炎）などです。
これは腰痛患者さんの実に１～５％しか該当しません。
残りの９９％～９５％が、②のイエローライトまたは③のグリーンライトに該当します。
イエローとグリーンの違いは、
腰痛に対して、恐怖心が強い・不安感やストレスを強く感じている・腰痛について誤った先入観があるなど
信念や感情など心理的な要因があり、腰痛が慢性化・再発している状態です。
元々はグリーンライトであった方が、いろんな情報や治療を受けていくうちに知らず知らずのうちにイエローライトになっています。
私も実は、このイエローライトにいた腰痛患者の一人でした。
今回、知り合いのカイロプラクティックの先生に誘われて、彼も協賛している腰痛セミナーに参加しました。
彼は、こちらでカイロプラクティックの施術をされています。
カイロプラクティックオフィスアイダの会田成臣先生です。
そこで今回このセミナーを主催する、グリーンライトネットワーク代表の高橋直子先生とお話をすることが出来ました。
高橋先生は、グリーンライトネットワーク（通称GLN）、『腰痛患者さんのために腰痛に関する情報告知をしたり、様々な身体症状改善のためのツール情報を提供したりしている完全非営利のボランティア団体』を立ち上げら全国で活躍している方です。
当院も今回、このGLNの趣旨に賛同して、会員になりました。
正しい腰痛に対する認識は、あなたの不安や誤った考え方をなくします。
少しでも腰痛で悩んでいる方が改善に向かえば、これ以上ない喜びです。
2016年12月15日追記：
今年も、腰痛グリーンライトネットワークの代表高橋直子先生から腰痛患者さんの栞と資料、
そして粗品が送られてきました。
ちょっとした心遣いがうれしいですね。
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