こんにちは、暑い日が続きます。

今年も、節電対策で冷房温度を高めに設定している会社や施設が多いですね。

当院も患者さんがいない時間は、温度設定を28度にしています。

患者さんが、お越しの際は27度から26度の設定に変更したり風量を増やしたりしています。

送風機を併用して室内の風を循環させれば空気が動くので涼しく感じます。

熱中症は、湿度が高いと室内でもおきやすくなります。
気温24度で湿度80%の環境において熱中症で亡くなった事例もあるそうです。

人は、汗を掻いて蒸発する際の気化熱を利用して体温を調節しています。

湿度が高いと発汗で体温が下がりにくくなるので、体温が上がりさらに発汗を促すために皮膚の血管を拡張させます。

血管が拡張すると体温は上がります、そして体温が37度を超えると熱中症の症状が起こりやすくなります。

熱中症とは

熱中症は、『熱疲労』『熱けいれん』『熱失神』『熱射病』の4つの症状の総称です。

最高気温が30度を超えて33度~34度をあたりで危険度が増します。

体温調節の苦手な幼児や65歳以上の高齢者、自律神経に影響のある薬を飲んでいる方は短時間で症状が重くなりやすいので注意しましょう。

予防は、こまめな水分補給です。
麦茶やスポーツドリンクもお勧めです。

ただしスポーツドリンクの飲みすぎは、ソフトドリンク・ケトーシス(通称ペットボトル症候群)にかかりやすくなります。

ソフトドリンク・ケトーシス(通称ペットボトル症候群)とは

これは、ドリンクに含まれる糖分が多いため糖代謝をおこなうインシュリンの供給が間に合わなくなり高血糖状態に身体がなることです。

だるい・やたら喉が渇く・トイレが近くなる(多尿)などの症状がでてきたら要注意です。

そのまま糖分を取り続けると将来的には糖尿病の発症リスクが高まります。

このソフトドリンク・ケトーシスになった人は、1日に2リットル~5リットルものソフトドリンクを飲んでいた人が多いそうです。

摂るなら、1日2リットルまでが安全です。

出来れば糖(果糖ブドウ糖液)を含まないお茶や水と塩分の摂取がいいですね。

まだまだ夏はこれから本番です。

熱中症やペットボトル症候群にならないようにうまく乗り切りましょうね。

投稿者 oldmusashino

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