シンスプリントは別名「脛骨過労性骨膜炎」とも呼ばれています。
その名の通り運動などによる過度なストレスがスネの内側にかかると違和感から始まり、鈍痛、最終的には朝起きたときの1歩目にも痛みを感じるようになります。
シンスプリントになりやすい方は、運動量が最近増えた方や疲労がたまっている方、扁平足や内股(X脚)、靴の内側が過度に削れている方に多く見られます。

運動の初心者に多く見られがちですが、運動負荷を増やし疲労している方もシンスプリントになる可能性はあります。
良く勘違いされがちなのはシンスプリントと疲労骨折は違う病態です。
痛みが強く歩くのも困難という場合は医療機関の受診をお勧めします。
ここではシンスプリントについて解説をしていきます。
シンスプリントの予防法は
●適切なウォーミングアップとストレッチをおこなう
運動前に十分なウォーミングアップとストレッチを行うことで、筋肉の柔軟性を高め負担を軽減することができます。
とくに久しぶりに運動をするかた、中高年のかたはしっかりと足首・ふくらはぎ・股関節周りの筋肉をストレッチしてください。
●適切な靴を選ぶ
足に合ったランニングシューズや運動靴を選ぶことが重要です、シューフィッターさんに相談するのも大事です。
●筋力トレーニングをおこなう
脛の筋肉やふくらはぎの筋肉を強化することで、シンスプリントを予防できます。
特に、脛の前側やふくらはぎの筋肉を鍛えるエクササイズを行うと効果的です。
●足指や歩行の改善をおこなう
自分のランニングフォームが不自然でないか確認し、必要に応じてフォームを改善しましょう。
足にかかるストレスを減らすために足指のほぐしや歩行の改善が効果的です。