開院以来、扁平足でお困りの方や扁平足のせいで足が痛くて困っている方が多く来院されます。

あなたならご存知かと思いますが、扁平足とは足の裏が平たく、土踏まずがほとんどみられない足のことを言います。

ただし、良い扁平足と良くない扁平足とあります。

良い扁平足はトップアスリートに見られる土踏まずの筋肉が発達していて筋の盛り上がりで扁平足に見えるものです。

例えば力士さんはすり足や四股踏みなどで下半身の筋肉を日頃鍛えているのでしっかりした土踏まずのアーチがあるそうです。

良くない扁平足は「外反扁平足」と言われ、踵を後ろから見たときに踵の骨が斜めに傾いてしまっているので外反扁平足と呼びます。

最近では小児や高齢者でもこの外反扁平足が問題になってきています。

外反扁平足のメカニズムや原因、その対処法は

外反扁平足は、足の縦アーチが低下し、土踏まずがなくなる状態です。
これにも足底筋膜(足底腱膜)が関与してきます。

原因といわれているのは
加齢による筋力低下、肥満、運動不足、合わない靴、足底腱膜炎などが挙げられます。

特に、大人になってなる場合は、成人期外反扁平足(成人獲得性扁平足)とも呼ばれます。

足の疲れや痛み、足首や踵が内側に傾く、膝や腰への負担、姿勢の悪化などが症状として現れることが多いです。

対処方法は、

  • 足底挿板(インソール)の使用
    足底を支え、土踏まずをサポートすることで、足の負担を軽減します。
    オーダーメイドから既製品まで様々なタイプがあります。
  • 運動療法
    足の筋力トレーニング(ショートフット、タオルギャザーなど)やストレッチを行い、足の機能を高めます。股関節周囲筋群を鍛えることも大切です。

    当院でも足指のほぐしや足の筋力強化で変化が出ている患者さんも多いです。
  • 靴の見直し
    足に合った靴を選び、正しい歩き方を意識することが重要です。

外反扁平足は正しい対処法をおこなうことで、少し時間はかかりますが変化がでてきます。

投稿者 oldmusashino

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