痛みというほどではないけれどジンジンとした違和感を覚える。
普段より感覚が鈍っているような気がする…このような「手のしびれ」が気になってしまう方も多いかと思います。

細かい動きを必要とする手に起こるしびれは、日常生活に影響を及ぼす事も多い症状のひとつです。
長年お悩みの方はご存知かと思いますが、手のしびれには「病気」に起因するものと、肩こりや血行不良など「日常生活」に起因するものがあります。
手にしびれが出ると「脳に何か問題があるのかもしれない」などと思ってしまいがちです。
もちろん何らかの病気のサインである可能性はありますが原因は様々で病気だけが原因とは限りません。
「しばらく我慢すれば大丈夫」などと放置されがちな「手のしびれ」に関して、当院がどのように考え、どのように治療していくのかを説明します。
整体やカイロプラクティックなどで対応できる手のしびれは?
整体やカイロプラクティックなど手技療法で対応できるのは、肩こりや血行不良など「日常生活」に起因することでおきている手のしびれです。
手や指のしびれを訴えるお年寄りは大変多いです。 たいていの方が、手のひらの神経や血管の老化現象により血管や神経が老化によって細くなり、若いときのように血流が十分に行かなくなりしびれを感じます。
このような場合は施術で良くなることも多いです。
自分で確認できる手のしびれチェック
●母指・示指・中指と薬指(環指)の母指側半分の掌側だけがしびれている場合は、手根管症候群が疑われます。軽症の場合は、示指・中指のしびれだけのこともあります。
この場合は両手首を直角に曲げて手の甲をあわせて保持し、1分間以内にしびれや痛みが悪化するかどうかをチェックします、しびれや痛みが増したら手根管症候群の可能性が高いです。
●小指と薬指(環指)の小指側半分の掌背側がしびれている場合は、肘部管症候群が疑われます。
この場合は肘の内側を反対の指で弾くと小指側にしびれがでます。
●母指・示指・中指の手の甲(手背)側がしびれて手首が起こせない(背屈)しにくくなったら、橈骨神経麻痺が疑われます。
●手背・前腕・上腕がしびれている場合や両手がしびれる場合は、頚椎の疾患や胸郭出口症候群が疑われます。
●両手足がしびれる場合には、頚椎疾患や神経内科が専門の末梢神経の疾患が考えられます。
これらの自分で確認できる手のしびれチェックで該当するものがあれば、整形外科での診察をまずはおすすめします。