ストレートネックとはどんな状態なのか
ストレートネックは【まっすぐな首】という意味です。
頚椎に弓状にあるべきカーブが失われた状態であり頭の重さを効果的に分散することができない姿勢です。
必ずしも症状が現れるとは限りませんがあるべきカーブが失われているので首の一部の筋肉に慢性的な負担がかかります。
首の筋肉の負担が増えて過緊張が起きると肩こり、手のしびれ、背中のハリ、肩甲骨付近の痛み、首や肩の動きの制限、めまいや頭痛に悩まされることもあります。

先天性のストレートネックは非常にまれです
ストレートネックは生活習慣、癖や労働環境によって形成されます。
先天性ストレートネックは非常にまれです。先天性(生まれつき)の場合は頚椎の形状や大きさに問題がありそれにより頚椎のカーブに影響している可能性があります。
ほとんどのストレートネックは、長期にわたる持続的な負荷によりカーブが失われていきます。
頭を前に突き出す姿勢が胸椎を後弯させて結果ストレートネックになる場合もあります。
不良姿勢で猫背またはカイホーロードシス(後弯・前弯型姿勢)といわれる姿勢です。
最近言われる【スマホ首】は長時間スマホやタブレットを見下ろす姿勢で頚椎が平坦化したものです。

首全体の状況を把握するにはレントゲン画像を確認することが効果的です。
首の下部に問題ある場合が多いので各種検査を行います。
ストレートネック用の枕等も販売されていますが、まずは生活習慣や労働環境を見直すことと首の過緊張を緩和させることが必要です。。自分の状態にあった座りかた、ストレッチ、セルフケアも実践しながら首への負担を減らしていくことが大切です。
整体やカイロプラクティックなどは、首肩だけでなく全身の筋肉を調整して正しい姿勢をサポートしていきます。
ストレートネックになった期間が長いほど時間もかかりますが、適切な施術と筋肉の強化などで進行を予防し酷くしないことが施術目標になります。