サドル麻痺・馬尾症候群

サドル麻痺・馬尾症候群同じ症状だけど実は危険な症状なんです

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【サドル麻痺と座骨神経痛の違い】

サドル麻痺とは、
自転車ロードバイクで長距離を走るかたは一度は聞いた事のある症状名です。
これは馬尾神経の圧迫が原因で起こります。

腰椎椎間板ヘルニアの所でも説明しましたので興味のあるかたは読んでくださいね。

腰椎椎間板ヘルニア

腰の骨、第1腰椎あたりから下は『馬のしっぽ』のような馬尾神経と呼ばれる神経に変わっていきます。
そして足の方へ神経を伸ばしていきます。
座骨神経痛で有名な座骨神経もこれの一部です。

サドル麻痺とは、
ロードバイク(競技用自転車といわれるもの)に乗る方は、おそらく経験された事があると思います。
長距離を走ったとき、サドルの当たる股の付け根が熱くなる感覚や足がしびれるような感覚を起こしたことがありませんか?

これは長時間お尻がサドルで圧迫されていたときに起こります。
特に骨盤が前傾した姿勢で尿道を圧迫する体勢のときになりやすいです。
一時的な馬尾神経の圧迫が原因ですので、自転車から降りると回復します。

座骨神経痛の場合はしびれ感が残ります。

【サドル麻痺の予防方法】

● 乗車姿勢は背中を軽く丸めるように。さらに腹筋と背筋で上体を支えるようにすること。この姿勢だとお尻への負担が軽くなります。
乗り慣れないうちは、腕を突っ張り身体を支えようとして背中を反らせる乗車姿勢になりがちです。この場合はサドルとお尻の圧迫が強くなりますので注意。

● 自転車専用のウェアーを着用。とくにレーサーパンツはお尻に負担が掛からない構造になっています。

● 停車中はお尻を上げておくこと 血行が良くなります。

● サドル自体を変える 最近は負担の少ない構造のものがあります。男性用女性用がありますので選びましょう。

サドル麻痺を放置して乗り続けると危険です。

男性の場合は、ED(勃起不全)や排尿障害などが起きやすくなります。
これが進行してくると【馬尾神経症候群】になります。

【馬尾神経症候群は実は危険な症状です】

馬尾神経が何かしらの原因で圧迫されたときに現れる症状をさします。

軽い圧迫なら自覚症状がないことが多く、良く聞く話では慢性的な便秘の原因がこの症状だったという例があるそうです。

圧迫が重大なら大半の神経信号が遮断されるため、筋力低下、しびれ、尿失禁や尿閉、腸管コントロールの消失(便秘)が起こります。
すべての神経信号が止められてしまうと麻痺が起きて感覚が失われます。

圧迫されている神経の位置にはベルトのような帯状の不快感を感じます。
一度圧迫の症状が始まると、最も軽い状態から数時間から数日の間に急速に悪化していきます。

腰痛や座骨神経痛とも似た症状ですので意外とそのまま放置すると後遺症が出たりします。
異常を感じたら早めに専門医にかかりましょう。

ですがこの馬尾神経症候群は、腰痛の中でもきわめて発症が少ないものです。
外からの物理的圧迫、例えばサドル麻痺のようなものが無い限り、ほとんど無いとおもって大丈夫です。

最近、当院にお越しの患者さんや私自身も自転車散策をします。
サドル麻痺は結構経験者が多いので、今回こんな症状例として取り上げて見ました。

なにかありましたら、お気軽にご相談ください。

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