腰椎椎間板ヘルニア

 じつは、『椎間板ヘルニアが神経を圧迫して痛む』 
というのはおかしいことなのです。

 広背筋 イラスト

脊柱は、頚椎(首の骨 7個) 胸椎(肩から背中の骨 12個) 腰椎(腰の骨 5個) 仙骨(尾骨も含めます)の25個の骨で構成されています。
皆さんが、背骨といっている部分はこれらの骨のうち骨盤の上から首までですね。

 
椎間板はこれらの骨と骨の間にはさまっていて、
背骨にかかる圧力を和らげるクッションの役目をしてくれています。

 
この椎間板は、中央にゼラチン状の髄核というものがあります。
なんだかの原因で、この椎間板の髄核が押し出されて飛び出てくるのが椎間板ヘルニアです。

頚椎に起これば、頚椎ヘルニア。
腰椎に起これば腰椎椎間板ヘルニアとなります。


ヘルニアになると神経が圧迫されて痛い
と思われている方がほとんどだと思います。
医師からも、そのような説明を受けることが多いように感じます。

 もう一度繰り返します『ヘルニアが神経を圧迫して痛む』 
というのはおかしいことなのです。

どうして?と思われたあなたに、
椎間板ヘルニアで、症状として多い『腰椎椎間板ヘルニア』について説明していきます。

【よく言われる一般的な椎間板ヘルニアとは】

解剖学や生理学の書籍にも、椎間板ヘルニアが起こった場合、
飛び出した椎間板の髄核が、脊髄神経を圧迫したすると下のイラストのような事が起こります。
↓ ↓ ↓

cervical_vertebrae8O
ここで重要なのは、先に圧迫を受けるのが運動神経ということです。
痛みを感じるのは、感覚神経の中の痛覚神経です。

これは重要なポイントです。

本当の椎間板ヘルニアであれば、
先に筋肉の麻痺(しびれや感覚がない状態・筋力の低下)が起こります。

 
神経は圧迫されても、それ自体は痛みを感じません。
痛みを感じるのは脳が反応しているからです。


【椎間板ヘルニアはなぜ痛む?】

では何故椎間板ヘルニアになると痛みを感じるのか?

 最近の医療系の話では、
圧迫により髄核が出てくると、炎症性の化学物質が放出される。

① 髄核そのものから

② 周囲の血管の圧迫により、血管の透過性が変わって炎症性の化学物質が出てくる


これらの化学物質(ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、プロスタグランジンなどの発痛物質)が
感覚神経を伝わり大脳に入って痛みを起こすといわれています。

これらの発生がなければ、通常痛みを感じないので、
65歳以上の方で、レントゲン検査をすると椎間板ヘルニアの状態があるのに、自覚症状がでない人がいる説明がしやすいのではと私は思っています。

【椎間板ヘルニアとはこう考えています】

椎間板ヘルニアは、

● 脊柱の構造から考えて、髄核が飛び出て圧迫するのは脊髄神経の前根(運動神経)であり、痛みより先に筋力の低下やしびれなど麻痺の症状が強くなる。

● 本当の意味で、知覚麻痺が起こるのは、馬尾神経の圧迫(馬尾症候群)やサドル麻痺(肛門会陰部の知覚消失)などです。 ただし外傷性の物は除く。

● 物理的な圧迫では炎症は起きない。神経根の痛みは、化学物質(発痛物質)による因子が原因と考えられる。

● 本物の椎間板ヘルニアは麻痺症状が先に起こり、痛みが起こってくる。慢性的な痛みは他に要因がある可能性が高い。

 
以上、椎間板ヘルニアの話でした。
腰椎椎間板ヘルニアと言われても、あきらめないでくださいね。

その中には筋・筋膜症といわれる筋肉の痛みが原因のものがあります。
心因性のメンタルが原因でおこっているものがあります。
これらのことが複合的に組み合わさっている場合もあります。

 

【腰椎椎間板ヘルニアにはこんな施術をおこないます】

当院では、まず姿勢チェックをして原因となる
骨格の癖を見つけます。

問診・触診から日常の筋肉にかかる負担を見つけていきます。

その上で整体とカイロプラクティック療法を駆使してあなたの腰痛
を起こしているのがどの部位が原因追求していきます。

あなたの状態にあわせて矯正と調整をおこなっていきます。
予防になる体操やご自宅でできる矯正方法なども指導します。

腰痛は心の叫びだと言われます。
「苦手な人と会うと痛みがでる・・・ 」
[嫌なことを思い出すと腰が重くなる気がする・・・」など

そんな方は、心のストレスが残っていて自律神経失調の症状が
あるかもしれないですね。

心にストレスがある場合は、メンタルケアのカイロプラクティック
で楽になることがあります。
お気軽にご相談ください。

 

参考書籍:

腰痛症ハンドブック  丸善出版  著者:遠藤健司

解剖学 医歯薬出版 著者:河野邦雄 伊藤隆造 他

腰痛は終わる WAVE出版 著者: 長谷川淳史

トリガーポイントブロックで腰痛は治る 風雲舎 著者:加茂 淳

 

 

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